夏が旬!「オクラ」の選び方|実は冷蔵庫に入れないオクラの保存方法

6月から9月が旬とされる「オクラ」。
過程でもよく食卓に並ぶポピュラーな食材ですね。

夏バテで食欲が低下する夏季、水溶性食物繊維のペクチンを多く含むリンゴなどを食べると腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、夏場の弱った胃腸を整え食欲増進の効果が期待できます。

そんなペクチンの量がリンゴの約3倍!にもなるのが「オクラ」です。

ペクチンは、血中のコレステロール値を下げる働きがあるので「オクラ」は血糖値が気になる人にも優しい食材なのです。

今回は、この「オクラ」の選び方から保存方法までご紹介します。

若豆

調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。

ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。


美味しいオクラの選び方

まずは、おいしいオクラを選ぶポイントをお話します。

  • 産毛
  • 大きさ

この3点を注意して見てみましょう。

産毛がしっかり残っているもの

オクラには、小さな産毛が生えています。この産毛がしっかり残っていることで鮮度を確かめることができます。

買う時は、この産毛がしっかり残っているものを選ぶのですが、料理の際は産毛を取りましょう。
下処理なしで口にいれると舌触りや触感・青臭さが残るのでせっかくの料理が台無しです。

色は深い鮮やかな緑

次に色です。

オクラも沢山種類があります。 個体差もありますが、基本的には深い鮮やかな緑色をしたものを選ぶといいでしょう。

古いオクラは、切り口・茎の部分などところどころが黒く変色しています。
古いオクラは、固くなり噛み切れないものもあります。
黒い部分を見極めて避けるようにしましょう。

小ぶりな物を選ぼう

大き過ぎるオクラは、成長しすぎているので灰汁・苦味共に強い可能性があります。

オクラは、比較的小ぶりのものを選ぶと柔らかく青臭さも少ないです。

実は冷蔵庫に入れない【オクラの保存】

厳密には5℃以下にならない野菜室に入れるのが正解です。

「オクラ」は、夏が旬です。暖かい気候で育つ野菜なので冷蔵庫(5℃以下)で保存をすると傷んでしまう可能性があります。

冷蔵する場合は、温度管理に気を付けましょう。
家の中に涼しい場所があれば冷蔵庫に入れなくても冷暗所で安全に保存できます。

炒めもので使う場合は冷凍も可

下処理で産毛や灰汁を落としてから冷凍します。

オクラのネバネバの正体は「ミューシレージ」と言われるペクチン性多糖の成分です。このミューシレージは、水溶性食物繊維で水分に触れることで粘り気を出します。オクラを水に浸すとネバネバになり、刻んでいないオクラがネバネバしないのは、内部の水溶性食物繊維が水分に触れていないからです。

刻んでしまうと流水解凍の際に粘り気が発生してしまうので、下処理の後そのままで冷凍することをおススメします。

使用時には、凍った状態でカットして炒めながら解凍するか、下処理をボイルするところまで終わらせて冷凍⇒丸ごと流水解凍をしてからカットしてそのまま使うことをおススメします。

オクラの下処理

オクラは、青臭さと産毛があり、
この二つは、料理の繊細さを左右します。

まな板の上で「板ずり」をする下処理が一般的です。

まな板の上にオクラを置き多めの塩をかけて、手で軽く押さえながらゴロゴロ転がす方法です。
これにより、産毛と灰汁が落ちます。

オクラがネットに入って売られている理由

オクラは、このように網のネットに入って売られています。

その理由は、まな板を使わないでそのまま「板ずり」出来るようにする為です。
ネットの上から塩をかけてこすり合わせることでそのまま灰汁と産毛を取ることができそのまま水洗いできます。

まとめ

お浚いでおいしいオクラを選ぶポイントは、

  • 産毛
  • 大きさ

スーパーのオクラでも良い物とそうでない古い物ものが並んでいるのが現実です。

オクラも食卓では、万能な食材です。
夏バテ解消の効果もありますので是非質のいいオクラを見つけてみて下さい。

料理を楽しく・ラクにする便利料理器具

CTA-IMAGE 持ってて得する!板前が家庭でも重宝する調理器具を紹介