味醂の知識|「本みりん」と「みりん風調味料」の違い【料理の豆知識】

さしすせそと別に料理に欠かせない調味料「味醂」。

パッケージを見ると「みりん風」と記載されているものがありますね。

みりん風とは???

みりんじゃないの? みりんとは何が違うの?

そんな疑問解決とみりんの知識のお話しをします。

若豆

調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。

ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。


みりんとは?? 料理の活用

説では、戦国時代から高級な甘いお酒として親しまれてきたとされていて、現在家庭では煮つけを作る時には欠かせなくコクと旨味のある甘味を出してくれます。

味醂は、主に「もち米」「米麹」「焼酎又は醸造アルコール」を原料として作られます。

もち米・米麹にアルコールを加えて圧搾して絞り出された液体を熟成させることでできます。

煮物・汁物・デザートのシロップなど又、「照り焼きチキン」「ブリの照り焼き」といった料理があるように料理に艶や照りを出すことでも使われます。

⇩みりんもさしすせそと同じくらい便利で重要な調味料で、たくさんの使い道があります。⇩

「みりん風調味料」と「本みりん」の違い

みりん風だから美味しくない、本みりんだから美味しいとか大きな違いはありませんが、本みりんの方が味調整のために添加されている調味料がなく、米・米麹・アルコールをしっかり熟成させてあるので本来の旨味が出せるのがいいところで飲食店でも使われます。

アルコール量と成分量の違い

みりん風調味料には、アルコールがほとんど使われていません。その代わりに水あめや麹醸造調味料・酸味料などが含まれています。対して本みりんは、醸造アルコールが含まれているので日本酒より2~3%ほど弱めの12%前後のアルコール量です。

つまり、本みりんの場合は料理によっては、加熱でアルコールを飛ばす(煮切り)作業が必要になってきます。そしてみりん風調味料は必要ありません。

中には、加塩されているみりん風調味料もありますので、余分な味付けがされてしまう分みりん風調味料は注意が必要です。

まとめ

様々な場面で活用される味醂。

本みりんの方が確かに旨味もあり、料理の出来上がりはかなり良くなります。 熟成期間コストがかからない分低価格という点ではみりん風調味料は、お手頃でいいですね。

自分の料理の価値観やコストの掛け方によって、個人個人にあった調味料をそろえていきましょう。

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