レンコンの選び方の役立つ知識|意外と知らないレンコンの特徴

秋・冬が旬と言われる「レンコン」。煮物に揚げ物・サラダにも使うことができるので食卓でもポヒュラーな食材です。

スーパーでも売っていて気軽に手に入れることができる根菜です。
大きいものから小さいもの、細いものや太いものなど様々ですよね。

今回は、「レンコン」をなんとなく手に取って選ぶ時に役立つ知識やレンコンの特徴など、選ぶ時に楽しくなる情報を紹介します。

暑い夏を越えるとレンコンの季節である涼しい秋が到来します。
旬の時期前に参考になると幸いです。

若豆

調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。

ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。


レンコンの選び方

レンコンは節ごとに特徴が違う

レンコンは、4つや5つに連なって出来ています。

成長過程で増えていくレンコンですが、その節ごとに特徴が異なります。

このように、1節目から4節目まで弟と兄貴のように年が違います。

レンコンは、「芽」の方に向かって成長してきます。つまり1節目が一番新米の4節目が一番古株の兄貴になります。
長生きしている兄貴と新米の弟では、特徴が変わります。

  • 1節目は、新米の蓮根でシャキシャキとした食感が特徴的で薄くスライスしてサラダに使ったり、きんぴら蓮根に最適な部分です。
  • 2節目や3節目になると根菜としてのほくほく感やもっちり感が強くなります。
    天ぷらや、ハサミ焼きにしてもいいですね。
  • 4節目は、繊維量がより多くもっちりとした食感になります。
    これくらいのレンコンが煮物には一番よく合います。

サラダに最適!「子レンコン」

大きな4~5節で出来ているレンコンを親レンコンと言います。その節と節の間から小さな「子レンコン」の節が生えてきます。

「子レンコン」は比較的サイズが小さいものが多く、親レンコンの1節目と同様シャキシャキ感の強いレンコンです。小さすぎると規格から外れてしまい市場に出回りませんが、繊維質の少ないサラダにピッタリのレンコンです。

市販でも稀に見かけることがあるのでスーパーで見かけた是非手に取ってみましょう。

レンコンの見分け方

美味しいレンコンの見分け方を紹介します。

形は丸く傷がなモノ、寸胴型のモノを選びましょう。
手に取った時にずっしりと重みを感じるものが新鮮です。
カットされて売られているものであれば断面が黒ずんでいないか気にしましょう。
黒ずんでいるものは、灰汁が回っています。

栄養素は?

れんこん100gに含まれる主要な栄養素は以下の通りです。

  • エネルギー 66kcal
  • たんぱく質 1.9g
  • 脂質 0.1g
  • 炭水化物 15.5g
  • 食物繊維 2.0g
  • カリウム 440mg
  • ビタミンC 48mg

参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

ビタミンCや食物繊維も豊富なので肌の健康を保つだけでなく、腸内環境を整えるのにも最適な食材です。 灰汁が強い食材ですが、ポリフェノールの一種である「タンニン」も含まれているので、活性酸素から身体を守り、酸化を抑える働きがあります。れんこんを切った際に、切り口が茶色に変色するのは、このタンニンが作用しているからなのです。

レンコンの種類

日本では、季節を問わず手に取ることができる「れんこん」ですが、秋から冬にかけて旬を迎えます。初夏から秋にかけて出回るものは「新れんこん」と呼ばれ、成長の途中段階のものです。

レンコンは旬の時期になると甘味も増して、水分量が多いので柔らかさもあります。

地方では、「加賀れんこん」や「岩国れんこん」などブランドレンコンもあります。

加賀れんこんは、肉質がきめ細かく、でんぷん質が多いのが特徴。モチっとした食感がおいしいれんこんです。岩国れんこんは、太くて粘りが強く、シャキッとした歯ごたえがおいしいれんこんです。

まとめ

レンコンを選ぶには、レンコンの特徴や種類・部位など細かい知識が重要です。

スーパーで売っているレンコンは切り分けられていますが、大きさで成長している4節目か、新米の1節目か予測することも可能です。

特徴を知っていれば「子レンコン」と「親レンコン」で料理の使い分けも可能です。

是非参考にしてみて下さい。

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