スーパーでタマネギを選ぶポイント|タマネギの豆知識

料理で大活躍している万能食材「タマネギ」。煮る、焼く、蒸す、炒めるとどんな料理法にも適していて生でも召し上がることが出来る「タマネギ」です。

使い道を考えていなくてもとりあえず買っておいても損はないくらい万能な食材ですね。

一般的には、常にスーパーで販売されている「通年タマネギ(黄タマネギ)」と春先に出回る「新タマネギ」の2種類があります。

水分量が多く、辛味も落ち着いているので特に生食向きの「新タマネギ」ですが、何が違うのか、そしてそれぞれの美味しいタマネギの見分け方をご紹介します。

若豆

調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。

ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。


「黄タマネギ」と「新タマネギ」

黄タマネギ(通年タマネギ)と新タマネギは、白たまねぎや黄たまねぎを乾燥させて出荷するか取れたてで出荷するかの違いになります。

それぞれ違いをお話していきます。

黄タマネギ(通年タマネギ)

黄たまねぎ通年通して収穫されおり、収穫後に乾燥させてから出荷されています。

したがって、皆さんがよく目にする外側が茶色の皮でおおわれているようなタマネギに仕上がってます。
乾燥されている分保存性に優れているのも特徴です。

味わいは、辛味が強く加熱により甘味や旨味が引き立ちます。
炒め物や揚げ物・煮物に向いている玉ねぎではありますが、水に晒せば辛味は抜けていくのでサラダにも使うことは出来ます。

新タマネギ

春先限定で出回るタマネギが新タマネギです。
黄タマネギのように乾燥させる工程はなく、そのまま出荷されるので水分含量が多く傷みやすいのが特徴です。

新タマネギは、薄い皮が着いた状態で白っぽい見た目で売られているのは乾燥工程がない証拠ですね。

必ず冷蔵庫保存をすることをおススメします。

味わいは、瑞々しく辛味が少ないのが特徴です。
歯ごたえも黄タマネギに比べて柔らかく、辛味が少ないので水に晒さずに生で召し上がるのに適しています。 タマネギの生のうま味や甘みを楽しむことができるのがこの新タマネギでしょう。

美味しいタマネギの見分け方

「黄タマネギ(通年タマネギ)」と「新タマネギ」それぞれの美味しいタマネギの見分け方をお話してきます。

美味しい黄タマネギの見分け方

いい黄タマネギのポイントは、

  • 皮がしっかり乾燥していて艶があるもの
  • 楕円形ではなく、丸い球体に近いものが新しい
  • 重いものが甘味・旨味もある
  • 上からみたときに中心の出っ張りから傷んでくるので押して硬いものがいい

皮目に艶があることで乾燥して出荷から時間が経っていないことが分かります。
また中心部から傷んでくるので押してスカスカになっていないかを確かめると鮮度が分かります。
周りに傷や傷んでいる箇所が無いかも確認するといいでしょう。

丸く重みのある黄タマネギが美味しいです。

美味しい新タマネギの見分け方

新タマネギは、乾燥の工程がなく水分含量が多いため比較的傷みやすいタマネギです。

  • 硬く、ずっしり重いものが美味しい
  • 中心部の出っ張りがキュッとしまっているもの
  • 水分含量が多いのでカビが生えやすいのでチェック
  • 葉付の新玉ねぎの場合は、葉が青々しているもの

新タマネギは水分量が多い方が辛味も少なく甘味も感じられます。
ずっしりと重いものを選びましょう。また中心部の出っ張りがしっかりしまっているものが鮮度もいいです。

黄タマネギよりかなり傷みやすいのでカビや傷みのチェックは必要です。

タマネギの保存方法

黄タマネギは「常温保存」、
新タマネギは「冷蔵保存」がいいでしょう。

黄タマネギは、乾燥させてあるので常温保存でも数週間大丈夫でしょう。
ただし高温多湿の場所は避けて下さい。 黄タマネギでもカビは生える可能性があります。

新タマネギは、冷蔵保存をおススメします。
カビが生えやすいので新聞紙やペーパーで包んでポリ袋に入れて冷蔵保存がいいでしょう。

タマネギ豆知識

「玉ねぎを切ると涙が出てくる」料理あるあるの一つですね。

玉ねぎの匂い成分でもある”硫化アリルという成分なんですが、空気中で気化します。
気化ではなくほぼ気体に近いのですが、そんなタマネギの涙も対策が可能です。

玉ねぎを切ると涙が出る原理とその解消法を別ページにて紹介してます。

\コチラ/

まとめ

タマネギは、自宅で常備しておいても損はない食材です。

うま味や甘みを出しやすいので、
カレーやうどん・親子丼・しょうが焼き・サラダと家庭で人気の高い料理にはタマネギが使われています。

そんなタマネギも見分け方でより美味しいタマネギ・日持ちしやすいタマネギを選ぶことが出来ます。

是非参考にしてみてください。

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