ハイターが手に着いてしまった時の対処法|漂白剤ぬるぬるの落とし方
まな板の殺菌消毒や食器の染み落とし・洗濯など家庭では欠かせない漂白剤(ハイター)ですが、誤って手に着いてしまうと手がぬるぬるして気持ち悪いし放っておいたり、きれいにおとせてないと手荒れの原因になります。
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
漂白剤の落とし方
漂白剤について
分類 | 酸化型漂白剤 | 還元型漂白剤 | ||
塩素系漂白剤 | 酸素系漂白剤 | 酸素系漂白剤 | ||
形状 | 液体 | 粉末 | 液体 | 粉末 |
---|---|---|---|---|
主成分 | 次亜塩素酸ナトリウム | 過炭酸ナトリウム | 過酸化水素 | 二酸化チオ尿素 |
液性 | アルカリ性 | 弱アルカリ性 | 弱酸性 | 弱アルカリ性 |
特徴 | 作用が強力なため色柄物に使えない毛・絹・ナイロン・アセテート・ポリウレタンに使用できない | 色柄物にも使える毛・絹に使用できない | 色柄物にも使える毛・絹にも使用できる | 色柄物には使用できない鉄分による黄ばみを回復できる |
一般的に広く市販されており手に入れ易いのが、この塩素系漂白剤ですね。
ハイターでお馴染みの塩素系漂白剤ですが、作用が強力で液性もしっかりアルカリ性です。
特有の刺激臭があるがあり、衣類を漬け込んでいると繊維が傷んでくるほどの強さなのは、皆さんご存じかと思います。
今や薄めたものを消毒液としてキッチンや飲食店でも使用している漂白剤もありますね。
漂白剤が手に残っていると?
塩素系漂白剤が一般的であり、塩素系はタンパク質を分解して溶かす効果があり、原液となるとその効果は絶大です。 手に着いた瞬間からぬるぬるしてきます。
これは、手の表面のタンパク質が溶け始めている証拠なのです。
しかし、流水でも洗剤でもなかなか落とすことができません。
漂白剤は強力な洗剤の一種な上に手袋をして作業するのが基本です。 誤って目に入ってしまったら、すぐに大量の水で洗い流して絶対病院で診てもらうのがいいです。
ぬるぬるを落とす裏技は?
洗剤で何回も洗い流せば落ちるのですが、今度は手の油分がなくなりパサパサになっていきます。
そこで活躍するのが
意外にもお酢!!です。
塩素系漂白剤は、強いアルカリ性なので酸性のもので中和することで流れ落ちやすくするというわけです。
お酢の原液をかけてもいいのですが、肌が敏感な方は、お酢と水を1:3くらいで割った酢水をボールにいれてそのなかで手を洗うのがおすすめです。
お酢や酢水でぬるぬるがなくなるまで洗ったら、今度は流水でしっかりとすすぎお酢の匂いが気になるので洗剤とお湯で洗いましょう!
※お酢原液なら瞬間的にぬるぬるは取れます。
家庭での知恵として家事をよくされる方は、参考までに覚えておいてみて下さい。
アルカリ性と酸性を混ぜる危険性【注意点!!】
アルカリ性の塩素系漂白剤は、パッケージにも記載の通り、ほかの洗剤とまぜたりしないようにしましょう。特に酸性のものと液体で混ぜ合わせると有毒ガスの発生の原因にもなります。
手に着いて水で洗い流した漂白剤は、微量であるためお酢でも有毒ガスの発生は少ないと言えます。
しかしながら、大量の漂白剤(アルカリ性)と大量のお酢(酸性)を混ぜることは危険です。
※本ページでは、手に着いてしまったときに中和してぬるぬるを洗い流す時のみの対処法です。
大量の液体でボールなどで混ぜることは危険なのでやめましょう。
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