ホイップクリームを早く作る裏技|生クリームに〇〇を加えて混ぜると早い
スイーツ作りで定番中の定番「生クリーム」。
しかし、生クリームを作るときに電動ホイッパーがないと10分から13分くらいですかね? かなり時間かかりますよね。
今回は、そんな時に役立つ生クリームを早く泡立てる裏技をご紹介します。
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
生クリームとホイップクリーム
まず、生クリームとホイップクリームの違いをお話しておきましょう。
大きな違いは、原材料の違いです。
生クリームは、牛乳に遠心分離機を掛けて乳脂肪分取り出したものであり、動物性脂肪だけで作られています。風味やコクがしっかりしているのが特徴です。
ホイップクリームは植物性脂肪を原料に添加物なども含まれています。添加物のなかに安定剤も入っているのでホイップしたときに泡が安定しやすいのもメリットですね。
泡立ちかたも違えば安定性も違います。
乳脂肪分が高いほど泡立てやすくなるので生クリームの方が泡立ちは早いのですが、生クリームは添加物がない分、時間が経ったときや泡立て過ぎた時に水分との分離も発生してきます。
レモンを使った生クリームの裏技
通常手動のホイッパーでホイップするのに十数分かかってしまうのですが、
そこで使用するのが「レモン汁」です。レモン汁を使うことで泡立ての時間を短縮することができるのです。
もちろん酸味や風味も多少付きますが、そこまで気になりません。
これは、レモンに含まれるペクチンが生クリームを固めるのを助けてくれます。ペクチンがあればいいのでミカンなどの柑橘系なら大抵はOK、ジャムでもOKです。ですが、今回は無駄な甘味のないレモンをおススメします。
レモン果汁を5%の量添加することで、なんと半分の時短になります。
200mlの生クリームなら、約10ml(小さじ2杯分)です。
クリームの安定性もUP!
生クリームは、100%脂肪分で出来ているので時間が経つと水分と分離してきます。
泡自体の安定性は添加されいるホイップクリームの方が高いのですが、レモンを使うことで生クリームも安定性が高くなります。
質感も自由自在
レモン果汁の量の微調整で、舌触りが軽くくちどけのはやい「さっぱり」したクリームを作ることも出来ますし、レモンの量を少なくすれば生クリームの乳脂肪を生かした「濃厚さ」も作り出すことが出来ます。
知っておくだけで、質感も自由自在に変えることが出来ます。
スイーツによって作り分けるのも面白いです。
レモンの味が気になる方は
レモンだとやっぱり風味や味が気になる!!
という方は、粉末状のペクチンだけで作られたものがあります。
ペクチンは、ジャムなどのゲル化に使用される植物由来の添加物です。消して体に悪いものではありません^^
また腐るものではないので、持ってても悪くないと思います。
注意点
レモン(又はペクチン)を添加する場合は、電動ホイッパーは使わない方がいいです。
ぺクチンの添加による効果は、かなり強力なものです。 手動のホイッパーで混ぜる時だけにしてください。電動があるのであれば電動だけで楽に作れますし、添加して電動を使うと固まりすぎて、いつものホイップクリームができない可能性があります。
あくまで時短の裏技です。電動ホイッパーがなくて困っている方、是非参考にしてみて下さい。
まとめ
まとめとしては、
- レモン(又は、ペクチン)を添加するとホイップの時間が短縮する
- 泡の安定性もUP
- 添加の量を調節することで質感も変えられる
- 風味が気になる場合は、ペクチンがおススメ
- 泡立ちすぎるのを防止するために電動ホイッパーは使わない方がおススメ
こんな感じです。
時間と労力を使う生クリームです。
知っておいてむしろ得な知識なので是非参考にしてみて下さい。
多くのパティシエが使用する生クリームがコレ!
九州の自然の中で伸び伸びと育った乳牛の生乳を使った、贅沢なホイップクリーム。コクのある濃厚な風味が特徴で、プロのパティシエにも選ばれている本格派の商品です。口あたりがよく口どけもシャープで、ミルクの味がしっかりと感じられます。
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