安いマグロには要注意!|回転寿司のネタってなんであんなに安いのか?【マグロ】
皆さん大好き「マグロ」!! 寿司ネタでも上位を独占するほどの人気があります。
安く提供しているからお得!! と思うかもしれませんが、実は正体は「赤マンボウ」という情報も!?
やはりいいものにはそれなりの値段が付くってことですね。
今回はそんな大人気の「マグロ」についての情報をお話しします。
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
マグロにそっくり? 赤マンボウとは?
赤マンボウは、世界の熱帯地域の水深500メートルの暗い深海に生息する魚です。
身質は赤身で、なんと!、、、味も見た目もマグロそっくり!
そんな赤マンボウがマグロの代用品として使われるという噂もあります。
どのネタに使われているの??
赤マンボウは身が赤く、程よい脂身があるので仮にマグロと言われてもわかりずらいところもあります。
しかし、マグロと謳ってマグロじゃなかったら、本当の詐欺ですよね(笑)
そしてどのネタで使われているのかというと、、、みなさまも大好き「ネギトロ」「トロたく」ですね。 トロという言葉を使うのはお腹の部分で脂身が多い部分あり、マグロとは限りませんからね。
実は、赤身の赤マンボウに植物油やラードを混ぜて添加物で練り合せたものがネギトロ・トロたくとして使用されているのです。
若豆の先代の知識では、昔はハマチとマグロを混ぜて練り合わせた時代もあったようです。
スーパーでもマグロと記載がないトロのすり身があれば要注意かもしれません。沖縄のスーパーでは、赤マンボウの切り身がスーパーでも販売しているらしいです^^
煮つけやステーキでもおいしいそう。
マグロは絶滅の危機
実は、マグロは絶滅の危機に面しているのです。巨大漁船の巻き網漁で若いマグロまで乱雑に漁をしてしまうのが原因です。
なので水上げ量も年々減り価格も高価になり、安く提供したいお店にこのような赤マンボウでの代用も出てきているのかもしれません。
いつか食べれなくなってしまう食材も出てくると考えると職人の私としては、本当に寂しいです。
良いものには価値がある
例えば、アジ一匹にしても一本釣りのアジもあれば巻き網で大量にとるアジもあります。 一本釣りは網で傷がつかずストレスがないので獲れる量は比較的少ないですが鮮度がいいです。 また産地によっても一級品のアジもあれば、そうでない普通のアジもあります。
あとは、職人のひと手間があるかないか、、、おろすだけならそこまで手間はとりませんが、旨味を引き出したり・余分な臭みを消したりするには、もうひと手間ふた手間必要です。 そこにも大きな価値は生まれます。
美味しいお店もありますが、チェーンや回転寿司などの安く提供してくれるお店はそれなりに訳があって安いということですね。 というより安い物には理由がありますし、食材として一級品には敵いません。
舌が超えている日本人なら是非美味しいものを追い求めていただきたい^^
参考までにマグロのお話しでした。
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