お米の正しい研ぎ方と下処理|【旨味を残してふっくら炊くためのコツ】
ご飯(白米)の研ぎ方は、料理を始めるのに一番最初に学ぶと言っても過言ないくらい身近な料理です。
日本人なら尚更、お米に関しては知っておかなければいけませんね^^
もしかしたら、なんとなく研いでいるだけではお米の栄養素旨味まで洗い流してるかもしれません。
初心に戻って1から学んでみて下さい。
今回は、お米の研ぎ方に着目してお話をします。
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
お米の正しい研ぎ方は?
正しいお米の研ぎ方は、
- まずボールにいっぱいの水を張ります。
- 網ザルに入れたお米をその水で潜らせて軽く混ぜます。 5秒ほどで取り出します。(糠を落とすだけのイメージです。)
- その後は、押し付けないで指先だけで優しく混ぜ洗いです。
- これを計2回水を変えて洗います。
難しいことはしていませんが、水に漬ける時間にポイントがあります。
ポイントはコレ!
お米は乾物です。 乾物は水に入れると約15秒後ほどから水分を吸い始めます。
お米には米糠がついてます。15秒以内に最初の水は捨てないと糠くさい水を吸ってしまうということです。
米糠を洗い落とす1回と優しく2回、計3回洗えれば十分です。
洗いすぎに注意
「研ぎ汁が濁ってしまうと研ぎきれていない」なんて思ってしまう人もいるのではないでしょうか?
研ぎすぎるとお米のうま味が研ぎ汁に流れ出てしまうのと同時に、お米にヒビが入ったり割れたりしてしまいます。 お米の品種によって割れやすい物と割れにくいしっかりした物があるので個体差はありますが、最低2回優しく研ぐだけでも回りの糠はしっかり処理することが出来ます。
お米をさらにおいしくする技
さらにもっと美味しく追求したいのであれば、洗ったお米をしっかり水切りして下さい。(ザルにあげたまま放置です) その後炊飯器の中で浸漬(しんせき)させます。
お米は乾物なので
お米に芯を残さないためとふっくらとした炊き上がりにするためです。
芯が乾いた状態で炊いても水分が無ければ中まで炊き上がりません。しっかりと中まで水分を浸透させるための作業です。
時間はお米によって変わってくるので、ご自宅のお米で好みの具合を探してみて下さい。
例えば、まずは
水切り 5分 浸漬は 20分
くらいでやってみてください^ ^
ここで浸漬のお水をミネラルウォーターとか使ってこだわってみても面白いです。(硬水はおススメしません)
ちなみにお米は粒が大きくてしっかりした粒の物を選ぶといいです。
おススメお米研ぎグッズ
実際手が汚れない水切りグッズが多数販売されてます。
確かに便利ではありますが、若豆クッキングでは料理上達をコンセプトにしています。
セラミックやプラスチックの素材で研いでいると研いでいる感覚が伝わりにくくお米を傷つけてしまう可能性が大きいです。
研ぐのは素手で研ぐのが一番です。その中でも水切りがしやすい穴空のボウルがおススメです。
お米を研ぐ時の水切りでお米をシンクに落としてしまうことよくありますよね。
ザルとボウルでもいいのですが、洗い物も増えてしまいます。
穴空のボウルであればボウルだけで水切りも出来ます。
「3way水切りボウル」を使えば【洗い・水切り・浸漬】の3つを一つのボウルで出来ます。
まとめ
新米の時期には、今年のお米の出来具合が分かるという日本特有の食の楽しみ方があります。
お米は日本が世界一と言われるくらい日本のお米の食文化は深いです。
日本人としても、美味しいお米を追求して、料理上達を目指してみて下さい。
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