お酢の健康効果と料理|種類と使い方を解説!【お酢の力】
お酢は、最古の調味料といわれているのはご存じですか??
寿司屋の若豆としても欠かせない調味料のお酢!お酢なしに寿司屋はありませんからね^^
私も仕事として日常で使っているお酢ですが、健康にもかなりいいことが分かりました!
そんなお酢の健康を料理と一緒に紹介させてください。
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
お酢
お酢の原料と作り方は?
お酢の原料は、米や穀物、りんごやぶどうが主です。 簡単に作り方を話すと”蒸したお米に麹(酵素)と水を加えて、酵母を加える(簡単に言うとお酒を作ります)。そのお酒に純米酢を加えて、酢酸菌を加えてあげると酢酸発酵によりお酢になります。それをさらに熟成してあげるとみなさんが使うお酢の完成です。”
お酢の種類
お酢の種類 | 酸度 | 特徴 |
穀物酢 | ★ | 小麦やコーンなど数種類の穀物を原料として作られる穀物酢。クセがなく、さっぱりした味わいが特徴。 |
米酢 | ★ | 基本的にすし飯に王道なお酢。お米の甘味や旨味を生かしてつくられるため酸味はまろやか。 |
黒酢 | ★ | もち米や玄米を原料として長期熟成で作られる。コク・甘みと香りがしっかりしている。 |
リンゴ酢 | ★★ | りんごの果汁をアルコール発酵と酢酸発酵させて作られるお酢。リンゴのコクのある香りを生かして、強めの酸味が特徴的。 |
ワインビネガー | ★★ | ぶどうの果汁を原料に発酵させて作られるお酢。フルーティな香りと強い酸味が特徴的。ワインビネガーというだけに赤と白があり、白のがくせが少なく多く使われる。 |
バルサミコ酢 | ★★★ | ワインビネガーと同様にブドウの果汁を原料としているが、樽でじっくりと熟成されるため特徴的な旨味と甘味、芳醇な香りを持っている。 |
「お酢と料理」お酢のすごいところ!!
お酢には、料理で使える効果がたくさん!!
卵を茹でる時
お酢にはタンパク質を凝固させる作用があります。ゆで卵を作るときに沸騰中の泡や勢いよく卵をれてお湯の中で卵が割れたときに流出する白身を瞬間的に固めてくれるので、割れても比較的白身を外に漏らさないでゆでたまごを作ることができます。 落とし卵(ポーチドエッグ)を作りたい時は、少しのお酢をお湯に入れておくと綺麗に固まります。
骨をも柔らかくする
タンパク質を凝固させる作用があると話しましたが、カルシウムを溶けやすくする(分解する)効果があります。
食事では、人間がカルシウムを吸収するのに役立ち。料理では、小骨を柔らかくしてくれるので、骨の小さい魚の酢〆なら骨が目立たなくなります。(イワシや小肌など、骨を抜いてなくても目立ちませんよね^^)
臭み消しの効果も?!
魚臭さが苦手な方も多いと思います。寿司屋なのに若豆も苦手です(なので余計に敏感なのですが(笑))。 そんな魚臭さのもと”トリメチルアミン”という臭い成分を中和してくれます。 なので魚臭さが目立つようになってきたら、お酢に潜らせるだけで、魚臭さが取れます!!
油っこさを隠す役割
マヨネーズを想像してくだい、、、フライに沢山つけるとおいしいですよね^^ マヨネーズは7.8割が油でできているのはご存じですか? それでも食べれているのは、お酢には油っこさを隠してくれる効果があるからです!
サラダドレッシングも油を半分以上使っているものも沢山あります。お酢が1、2割入ることで油っこさを感じにくくしてくれるのもお酢のすごいところです。
あく抜き効果も抜群
ごぼうや蓮根などの灰汁の強い根菜の灰汁を抜いてくれます。 処理方法は、茹でる時にお酢をれたり、薄い酢水に浸すなどで灰汁を抜いてくれます。
さらに殺菌効果もあります!
魚など表面についている菌を殺菌してくれる役割があるので保存性としても役立てることができます。 さっと酢水に通しても効果はあるのですが、酢〆状態になるので料理によって選ぶ必要があります。
お酢は何が良いの?
お酢は健康面でも抜群に優れています!!
疲労回復効果、代謝の活発化
当たりまえですが、皆さまは食事をすると勝手に体が栄養素を吸収してくれるので自己での実感はできないと思います。その際にエネルギーに変換されて我々は元気に生活できているのですが、エネルギー変換を活発化してくれるのが一般的には酸素ですね^^ そして多くの有機物を含んだお酢にも同じようにその代謝を活発化してくれる効果があります。
多くの栄養素を効率よくエネルギーに変換してくれることで疲労回復やスタミナアップの効果をもたらしてくれます^^
ダイエット効果・美容効果 有!!
この健康社会では、メタボリックシンドロームという言葉は皆さんの耳にもたくさん入っていると思います。お酢を毎日摂取することで内臓脂肪を減らす効果があることもわかってきており、殺菌効果があると上記で示したように腸内の悪玉菌も殺菌してくれます。しかも善玉菌はお酢に含まれる「グルコン酸」を好んでますので、善玉菌は増えて悪玉菌は減っていくとなんとも効率の良すぎる効果!!!
腸内環境が良くなると便通もよくなるので、ダイエットにも十分な効果があります。便秘からくるストレス、一つでも減ればお肌にもいいですよね!
しかも、ビタミンCを破壊してくれる酵素の働きを弱めてくれる効果も発見されてますのでより美容にはいいです。
お酢の注意点
料理や体いいことばかりを紹介しましたが、取りすぎはもちろんよくありません。
家庭にあるお酢の成分表を見てみてください。 中には、コクや旨味を出すために「はちみつ」や「砂糖」などの表記もあります。つまり酢酸だけで作られているわけでもなく、加糖されているケースもあり、糖分の取りすぎに繋がりますので、注意が必要です。
血糖値が気になる方は、加糖されていないお酢を選んでみてもいいかと思います。
イオンやミツカンのリンゴ酢は、リンゴ果汁のみのお酢も沢山あります。
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