レモンの皮が厚いのは良くない?|レモンの見分け方と使い分け
レモンは家庭でもよく購入する食材の一つです。
レモンで煮たり、唐揚げに絞ったり、はたまたお酒に入れたりと…。
おうちごはんでは意外と欠かせない食材の一つです。
そんなレモンですが、
買って切ってみると「果肉が少なくて皮が厚い」、「果肉が沢山入っている」といった違いがありませんか?
スーパーで買っていて毎回違いが多いことに気付いていたあなたは料理好きですね^^
実は、この「果肉が少ない」「皮が薄い」の違いは物の良し悪しとは違います。
果肉が少ないから悪いレモンという訳でもないのです。
今回は、レモン皮の厚さとそのレモンも見分け方をお話します。
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
レモン(旬や名産地)
レモンの原産地は、インド北東部のヒマラヤと考えられていてアラビア人からスペインへ、十字軍からヨーロッパ全土へと伝えられていったそうです。
日本には明治初期に渡来し、瀬戸内・九州などで栽培が開始されました。
瀬戸内レモンが有名ではありますが、レモンは元々日本の気候・風土に適した食材ではないので国内消費の97%は輸入物です。
ほとんどが輸入物のレモンですが、国内産のレモンは主に「冬(11月~春先)」が収穫量も多く旬とされています。
レモンの皮の厚さ
レモンの皮が厚いと実がが少なく果汁も少ないので「物が悪い?」と思ってしまいがちですが、
そうではありません。
その秘密に迫っていこうと思います。
レモンの皮の厚さは収穫からの時間経過?!
個体差はありますが、レモンは収穫してから時間経過とともにレモンの白いわたの部分の水分が果実に吸収され果汁にかわっていくのです。
- 取れたてレモン
⇒皮が厚い - 収穫してから3・4か月が経過したレモン
⇒皮が薄く実が多い
つまり取れたてのレモンが一番皮が厚く、時間が経過したレモンの皮は薄く実の部分が多いレモンに皮って行くのです。
国産レモンは皮が厚いことが多い
スーパーでは、
国産レモンは収穫してから短期間で店頭に並ぶこともあるので皮が厚いレモンが有ります。
輸入レモンは、外国での時間と輸送の時間もあるのでその分時間が経過しやすくです。
店頭に並ぶ大抵のレモンは、時間経過を経てから店頭に並べるため皮が薄い場合が多いです。
皮が厚いレモンと皮が薄いレモンの使い分けは?
「皮が厚いレモンは果汁が少ないからダメ!」ではなく、それぞれ使い分けて料理することが大切です。
レモンは購入してから切らないで丸のままなら冷蔵庫保存で1か月は保存可能です。
1か月あれば使い分けも大変ではないはず。
皮が厚いレモンの使い方
皮が厚いレモンは、身質がしっかりしているのでレモンの形を残したい料理に最適です。
- 煮込み料理
- レモンラーメンの輪切りレモン
- カクテルの添え物レモン
張りが強く「固いレモン」を選ぶと皮が厚く取れたてのレモンに近いです。
皮が薄いレモンの使い方
皮が薄いレモンは、果汁を多く取り出すことが出来るメリットがあります。
- 焼物や揚げ物の添えレモン
- レモン果汁を多く使う料理
弾力があるりしっかりした黄色のレモンを選ぶと皮が薄く実が多いレモンを選べます。
レモン搾りでおススメのスクイーザー
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レモンの見分け方
「果肉の多い少ない」や「皮が厚い・薄い」がレモンの良し悪しでは、ないことはわかったと思います。
次は、良いレモンを見分ける判断基準をお話していきます。
ツヤと重みを確かめる
表面がつるんとしていて艶があるレモンが美味しいです。
逆に表面に凸凹が多いレモンは、皮が厚く、果肉が少ない場合が多いです。
手に取れるのであれば、持ってずっしり重みを感じる物を選びましょう。
弾力を確かめる
表面に弾力があるレモンを選ぶのをおススメします。
ぶよぶよと表面が緩んでいる物は、時間が経ちすぎて鮮度が落ちているレモンです。
ヘタの色を確かめる
目視で確認しやすい方法では、ヘタを見ることです。
みかんや柿・などの食材には、ヘタがあります。
レモンにももちろんあるのですが、時間が経ちすぎているレモンのヘタは枯れ始めてきています。
ヘタが緑色で綺麗なものを選ぶのも一つのポイントです。
まとめ
レモンの皮が厚いのが良し悪しではなく、収穫からの熟成期間で変わるという話とレモンの選び方を紹介してきました。
レモンは、保存可能期間も長く家庭にあると重宝する食材の一つです。
実の入り方で使い分けることで料理上達に繋がります。
是非参考にしてみて下さい。
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