「さつまいも」の栄養・健康|実は、ダイエット・健康に最適な食品だった!!
「デザートになにか甘いもの食べたいなぁ」「小腹が空いたなぁ」「おやつになにかほしいけどダイエット中」。
多くの健康・ダイエットの悩みがあると思います。
そんな方におすすめなのが「さつまいも」です!!!
中でも余分な塩分や糖分を使わない「焼き芋」。 今回は、ダイエット・健康に最適な食材である「さつまいも」についてご説明します。
これを気に食べるダイエットに意向してみては??
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
さつまいもの健康効果
さつまいもの糖分・でんぷん質
「さつまいも」は、でんぷん含有量が高く、芋類のなかでも糖分が高いです。
カロリー | 糖質(g) | |
さつまいも | 126 | 30.9 |
やまいも | 118 | 25.7 |
ながいも | 64 | 14.1 |
じゃがいも | 59 | 17 |
しかしながら、お米やパン・麺類と比較するとかなり低いです。(お米100gあたり38.1g)
じっくり加熱で甘くなる
さつまいもと言えば「焼き芋」。焼き芋機にいれると加熱された小石から伝わる遠赤外線でさつまいも表面に摩擦熱が生じて、さつまいも内部にじっくりねつが伝わってきます。
さつまいも内部の水分が60℃に達するとでんぷん質は糊化(粘りが出る)していきます。糊化したデンプンは、さつまいもに含まれるβ-アミラーゼ(糖化酵素)により分解され(でんぷんを糖に変える)麦芽糖が増え「甘み」がましていきます。
電子レンジでは、じっくり火が入らないので甘味があまり出ないところも面白いところですね。
話題の「低GI食品」!!
GI値とは、食後の血糖値の上昇度を示す指標であり、高GI食品は血糖値が早く高く上昇し、低GI食品は高く上昇しにくい特徴があります。
「さつまいも」は低GI食品であり緩やかに上昇します。
逆にGI食品により急激に血糖値が上昇するとどうなるでしょうか☟
通常、糖は肝臓や筋肉などの細胞組織に取り込まれるため血糖値は自然と食前の値までさがるのですが、
身体は、急激に血糖値が上がると血中糖分を下げるために膵臓からインスリン(血糖値を下げるホルモン)を過剰分泌し、インスリンによって血中の糖分は脂肪に換えて体にため込まれていきます。
つまり、皮下脂肪、内臓脂肪など体内の脂肪が多くなっていってしまいます。
低GI食品は、インスリンの過剰分泌を避けることができるので「さつまいも」はダイエットには最適の食品なのです!!!
さつまいもの栄養素
「さつまいも」には、沢山の健康的な栄養素が含まれています。
- ビタミンC
- 食物繊維
- βーカロテン
- ヤラピン
ビタミンC
細胞と細胞をつなぐ「コラーゲン」を作るのは欠かせないのが「ビタミンC」。コラーゲンの生成を助け、肌のハリやシミ予防など美容効果が高い栄養素です。
食物繊維
不溶性食物繊維(食物繊維には2種類、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がある)を含む「さつまいも」は、大腸まで届き腸内の水分を吸収しながら便として排出してくれます。 排便がスムーズになることでストレス対策、腸ぜん運動まで助けてくれます。
βーカロテン
βーカロテンは、皮膚粘膜の健康を維持する「抗酸化作用」を持っているので老化防止の働きを期待できます!
ヤラピン
加熱しても変質・消失しない「ヤラピン」は、快便作用をもっており便を柔らかくしてくれます。
まとめ
「さつまいも」には、ダイエット効果が期待でき、健康的な栄養素まで含まれている最高の食材なのです。
何事も食べ過ぎには注意が必要ですが、小腹が空いたりデザートやおやつには最適です。腸内環境を整えられ、且つ高血糖を避けることもできる素晴らしい食べ物です。
食物繊維の取りすぎは、おならを増やすこともあるので「焼き芋を食べるとおならがでる」という噂話も間違ってはいません。
この話は、今後別記事にてお話します。
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