今更聞けない「料理のさしすせそ」|「さしすせそ」は理に適っている!【豆知識】
みなさんご存じの料理の「さしすせそ」言えますか??
今回は、この料理の「さしすせそ」の順番も理に適っているという話をしたいと思います。
- さ:砂糖
- し:塩
- す:酢
- せ:醤油(せうゆ)
- そ:味噌
と頭文字を取って「さしすせそ」ということになってます。
いまさら聞けない方もこれを機に頭の片隅にでもしまっておいてください。
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
実は入れる順番も[さしすせそ]で理に適っている??
「順番が違うとおいしくならない!」というわけではありませんが、
使う順番も「砂糖⇒塩⇒酢・醤油・味噌」が一番効率がいいとされています。
塩と砂糖
塩と砂糖どっちも同じじゃない??って思いますが、
砂糖(甘味)は味の浸透が遅いため最初の段階で入れてあげるのがベスト。
塩の粒子一つの重さより、砂糖の粒子一つの重さが大きいことが分かっています。したがって、同じ重さの塩と砂糖では、塩の方が粒子が多くなります。
引用:日本科学会 質問コーナー
つまり、粒子の大きい砂糖から入れてあげることでその隙間にも塩の粒子は入ることができるのです。
細かい粒子の塩を先にいれると塩の粒子は細かいので大きい粒子の砂糖が入る隙間がなくなってしまうというわけです。
先に塩を入れるとあとから入る砂糖が浸透しずらくなります。又、脱水効果があるのでそのあとの酢や醤油・味噌、そのほかの調味料が浸透しやすくなります。
味噌とお酢と醤油
お酢やみそ・醤油を後に入れる最大の理由は、加熱により揮発しやすい調味料だからです。
香りが大事なせっかくの調味料なので風味を大切にしたいですよね。
醤油も比較的揮発しにくいですが、段々と風味は落ちていきます。
豆板醤やコチュジャン、テンメンジャンも中華風のお味噌なので揮発していきます。
香りを残したいときは、あとの方がベストということになります。
お味噌は、沸騰により香りが揮発します。お味噌汁は、沸騰厳禁!!!!
その他、酒や味醂は?
酒・味醂は、まずアルコールを飛ばすためにも最初にいれないといけませんね。
もともと臭みけしでつかうことが多い酒・味醂は、ほかの食材やスープに臭みが移る前に使いたいところです。お肉炒めるときとか煮るときは先に入れると臭みも消せるし砂糖塩も浸透しやすくなります。
煮切りといって酒味醂に火をつけて完全にアルコールを飛ばしてから使い始めることもあります。
調理酒の使い方って?? 👈👈
必ずしも守る必要性はない
必ずしも順番をまもる必要はありませんが、調味料をいれる順番で料理の味や風味がグッんとUPするので、気になった方は是非試してみてください。
これを守れば味付け・味の染み込ませ方が完璧になるわけではありません。
食材には、味が染み込みにくい物も染み込みやすい物もあります。
料理上達の知識の一部だと思って頭の一部にしまっておいてください。
又煮物で、「まだ味がしみこみずらいな」と思ったら
煮物の染み込ませ方 👈👈をご覧ください
よく使う調味料(さしすせそ)だけはいいものを!
調味料は味付け!最後の決め手なので調味料の良さであなたの料理は、かなり変わります。
是非試しでもいいものを買って試してみて下さい。
☝☝☝☝
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。