夏場の麦茶は腐りやすい!【衛生注意】|腐りにくい麦茶の作り方
暑くなってくるとキンキンに冷えた「麦茶」がより美味しくなってきますね。
お弁当の際に麦茶を水筒に入れて用意したり、冷蔵庫に麦茶を常備しているお宅も沢山あるのではないでしょうか?
そんな「麦茶」をお茶と同じ括りにしていると危険です。
というのも「麦茶」は腐りやすい飲み物なのです。
今回は、腐りやすい「麦茶」の対策法と保存方法を紹介していきます。
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
麦茶が腐りやすい理由
麦茶が腐りやすい理由は、菌が繁殖しやすい環境であることです。
紅茶や緑茶には、防腐効果のあるカテキンが含まれているのですが、ノンカフェインとしても愛される麦茶にはカテキンがなくでんぷんが比較的多く含まれるため腐りやすいです。
菌が繁殖しやすい常温での放置は、要注意で特に夏場は気を付けないといけません。
腐りにくくする作り方
完全に腐らないようにするのは難しいですが、出来るだけ菌の繁殖を抑えて腐りにくくする方法はあります。
早速、私が考える一番衛生的な方法を紹介していきます。
1、煮だすべし
煮だして冷ましているうちに菌が繁殖しやすいと判断する人も多いですが、
私は、100℃まで温度をあげることで死滅させることが出来る菌も多いのでまずは煮だすことをおススメします。
サルモネラ菌・カンピロバクターなどの食中毒菌は75℃で1分以上の加熱でほとんどが死滅するので沸騰の100℃を1分以上続けて煮だせば多くの菌を死滅させることが出来ます。
2、耐熱ガラス製の容器に入れるべし
プラスチック製の容器は、ステンレスやガラスの容器に比べて傷が付きやすいです。
実は、洗うたびに見えない傷が出来てしまっているのです。プラスチックのボールなどが劣化で色が悪くなってくるのと一緒です。
その見ない傷の溝に菌や汚れが入り込みやすいのです。
保存用は、煮だした麦茶をそのまま移せる耐熱ガラスの容器がおススメです。
3、流水で急冷すべし
ココがポイントです。煮だしたらすぐに急冷することで、菌が繁殖しやすい温度を出来るだけ短くして保存することができます。
沸騰でほとんどの菌が死滅すると話ましたが、あくまでも”ほとんど”なのでゼロになるわけではありません。もしここで常温で冷ましていくと菌が繁殖しやすい環境の30℃~40℃の時間が長くなってしまいます。
面倒かと思いますが、可能であれば氷水で急冷しましょう。氷が無ければ流水で急冷することをおススメします。
冷蔵庫で冷ますな!
注意しなければいけない点は、熱々の麦茶を冷蔵庫・冷凍庫で冷やすことです。
これをしてしまうと冷蔵庫内の温度が上がって他の食材にも影響を与えてしまいます。
冷蔵庫には、25℃程度から入れてもいいですが、出来れば10℃前後まで冷ましてから冷蔵庫にしまうようにしましょう。
ティーパックは箸やトングで出し入れ、入れっぱなしはNG
さらに衛生的に保ちたいのであれば、麦茶のティーパックを箸やトングを使って入れるといいでしょう。 手で触ると雑菌が付く可能性もあります。
またティーパックを入れっぱなしにしておくと雑菌が増える原因の一つにもなります。
お好みの濃さになれば取り出して捨てておきましょう。
煮だして使えば冷める間に取り出してしまえば手間は省けます。
まとめ
おうちの冷蔵庫に常備したり、お弁当の水筒に、カロリーも低く、とあって困らない「麦茶」。
衛生的に保存しないと腐りやすいので作り方がポイントです。
「煮だして、急冷、耐熱ポットで、ティーパックは取り出す」の4点を忘れずに。
これからの夏のシーズンにも参考にしてみて下さい。
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