肉・魚を美味しく食べれる解凍方法|食材の変色・味の劣化を抑える解凍

冷凍食材のお肉や魚介を解凍する機会は、ご家庭でも沢山ありますね。

でも電子レンジ解凍では火が入っちゃったり、ドリップが出てきたりしてしまっていることあると思います。これでは旨味が抜けてしまっている証拠ですね。

 常温解凍だと夏場は衛生上怖いし、実は電子レンジ解凍することは解凍ムラができやすいので、火を使っているのと同じくらい注意して確認しなければならないので楽そうで意外と大変です。


今回は、食材を美味しく召し上がる解凍方法をご紹介します。

若豆

調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。

ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。


一番旨味の逃げない解凍方法

結論から話します。大体の食材の上手な解凍方法は、

氷水で解凍して下さい。

なんで氷水で解凍がいいのか?

常温だと食材の周りから溶けていくので中まで溶け切った時には、周りはドリップだらけで旨味も抜け且つ非衛生的な温度になっています。

電子レンジだと時短にはなりますが、火が入りすぎると旨味は落ちます。

電子レンジは、マイクロ波を発生させて食材中の水分子を振動させることで加熱します。 中の水分子を振動させてる時点でお分かりかと思います。旨味も流れ出てしまいます。

氷水で低い温度で解凍してあげることで、旨味を逃がさないで解凍することができます。

肉、魚介は特に

お肉類にはタンパク質や脂質が含まれています。脂質は温度が高いと流動性が増すので、温度が高い夏場の常温では旨味も一緒に流れ出てしまいます。脂質がなくなるとパサつくのも理解できると思います。魚は、トリメチルアミンという魚特有の臭み成分があります。この成分は、温度が高いと増えはじめ臭みも増してきます。  

常温ではドリップが出やすくなるので、氷水では黒ずんだりするのを防げます。

それに夏場は、衛生的に解凍出来ます。 衛生学上、菌が繁殖しやすい温度は30~40°と言われていますので、その間の温度も避けることができます。

若豆料理の衛生学

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氷がない場合

冬場の水道は冷たい

涼しい又は、寒い時期でしたら流水で解凍しましょう。

食材をジップロックに入れて水の入ったペットボトルを重石にして沈めて解凍するのがいいでしょう。

ボールと水で冷蔵庫へ

なかなか自宅で氷を沢山持つことは、難しいと思います。

冬場の冷たい水でしたら、流水解凍でもいいと思います。 夏場の生ぬるい水道水の場合は、水につけて冷蔵庫に入れるなど工夫して衛生的においしく解凍しましょう^^

真空冷凍でさらに鮮度を保とう!

お肉も魚も調理済みの料理も空気に触れることを避けることでより鮮度を保つことができます。
真空パックのまま解凍することで旨味が流水に抜け続けるのも予防することができます!

冷凍による冷凍焼けの心配も少なくなるので一石二鳥!

コストがかかるけどその分美味しい料理をストックすることも可能です!
コスパを考えるとおススメです。

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まとめ

美味しく料理をするためには、下準備が大事です。

解凍するものがある場合は、早めに仕込んでおきましょう。
どうしてもという時には、レンジで解凍もやむを得ません。

しかし、ドリップは食材の旨味も含まれているので美味しい料理を仕上げたい時は、
「料理は仕込みが8割」と覚えておいてください^^

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