塩の種類と使い分け|色々あるけど何が違う?プロのおすすめ塩と塩の知識【豆知識】
日本では、縄文時代や弥生時代から使われていたと言われている塩は、私たちの食生活ではなくてはならない調味料です。
塩といっても、家庭でよく使う食塩や精製塩から、岩塩や海塩、ピンクソルトなど沢山の種類があります。
料理にはかかせない塩だからこそ、知っておくことであなたの料理を一段とおいしくさせます。
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
実は体にいい!(減塩ブームと言われていますが)
「減塩、、減塩、、、」と減塩ブームの最近ですが、塩は人間にはなくてはならない重要な成分なんです。 別ページにて魚は進んで食べた方がいいと紹介しましたが、魚のEPAとDHAと同様に塩に含まれているミネラルも人間の体内で生成することができない栄養素です。
近年の研究結果では、塩の摂取と高血圧の関係性は一概にもあるとは言えないという情報もありますし、塩分の排出を助けるカリウムの摂取によっても促すことも可能です。
逆に体内から塩分が不足したら?
私たちは、体内に蓄えている塩分(ナトリウム)をつかって細胞を活発化します。そのためナトリウムが不足すると新陳代謝の低下や肌荒れを起こしたり又、筋力の低下により筋肉痛をおこしやすなります。
夏場は、熱中症対策で塩分を摂取するように塩分は人間にはなくてはならない成分です。
精製塩と天然塩の違い
塩は大きく分けて、天然塩と精製塩に分けられます。
・精製塩・・・塩(塩味)の元である塩化ナトリウムが99.5%以上で生成されているものが精製塩です。海水を電気分解されることで作られるので、大量生産が可能で価格も安いです。
・天然塩・・・ほとんどが塩化ナトリウムの精製塩に対して天然塩は、精製されずに塩化マグネシウムや硫酸カルシウムといった無機質が含まれるため、ミネラルバランスがとれた塩です。旨味やコクが強いお塩でもあります。
食塩と精製塩の違いは?
食塩は、海水からイオン交換膜透析法で塩の成分を濃縮する、塩化ナトリウム 99%以上のものです。
塩化ナトリウムの含有量が精製塩の方が0.5%高いので塩辛くかんじますが、雑味を感じない高純度の塩になってます。
天然塩の種類
海水塩
島国の日本で多く生産されるのが「海水塩」です。
産地によって製法・味違いますが、ミネラル豊富でまろやかな塩気のものが多いです。食材の味も生かしつつ旨味を加えることができるお塩です。
岩塩
古来海だった場所に何らかの形で結晶化してできる塩の塊ですね^^ なんとも神秘的です。
ドイツやオーストリアなど海外産のお塩。塩気は、キレとパンチがあり強めですが、こちらもミネラル豊富で地中からの有機物でさまざまの色が着いているものがあります。
湖塩
死海やウユニ塩湖は有名ですが、そのような海だった場所が蒸発して塩分濃度が濃くなった地域で作られるお塩です。
塩気・旨味ともにバランスの取れたお塩で岩塩ほど強い塩気でもなく海塩ほどまろやかな塩気でもない、且つミネラルも豊富に含んでいるお塩。
どう使い分ける??
- 海塩は、魚・肉などのたんぱくな食材。
- 岩塩は、揚げ物などの料理。
- 湖塩は、どちらでも万能に。
使い分けると食材を引き立てることができると思います。
天日塩ってなに?
天日塩は、天日乾燥によって造られたお塩のことで、原材料ではなく製法の違いです。
天日乾燥によってミネラル分が多くなったり、味のバランスが良くなったりするものではありません。
ミネラ分は、原材料の海水の種類でほとんどが決まるので天日塩だからミネラル豊富というわけでもないのです。
塩に味や香りがついている”フレーバーソルト”
”フレーバーソルト”は、お塩の加工品。 あらかじめお塩に風味や香りをつけてあるお塩です。
日本ならではの伝統できなお塩の中では、「藻塩」が有名です。
ハーブソルトやガーリックソルトなどが有名ですね。
料理では精製塩を使う率が多い理由
お肉や魚、ウニや貝などたんぱくな食材を焼いたり、最後の決めの味付けで使うならミネラルを多く含んだ旨味のある天然塩を使う方が食材の味を引き立てたり、よりおいしくする術として使えるが、煮物や多くの食材が入った炒め物などに使うと雑味が生まれたり、逆にミネラルが邪魔な存在になってしまうこともある。
なので基本煮物や炒めものお吸い物などいくつかの食材や調味料を使う料理には、雑味のすくない精製塩を使うのが主流です。
調味料におすすめの塩は?
にがりを程よく残したこのお塩は、煮物や漬物、炒め物などの調味料として向いているお塩です。
食材を邪魔しないかすかな旨味で料理の仕上がりも一段UP!!!
板前絶賛! ⇩⇩
お肉やおにぎりにおすすめの極旨塩
まとめ
お塩にも沢山の種類があり、料理によって使い分けることも可能です。
家庭では、にがりが少ない伯方の塩や玉が出来にくい精製塩があれば困ることはないでしょう。
美味しいお肉の為に岩塩等と精製塩の二つを用意して使い分けるのもまたおうちごはんの楽しさが増すと思います。
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