フライパン・鍋の焦げ落とし|器具の素材によって変わる焦げ落としの”裏技”
長年使っているとフライパンにはごっそりと焦げがついてしまいます。
テフロンパンでは、加熱や傷によりテフロン加工が先に剥がれてくることもあるので意外と耐用年数は短いのですが、、、
鉄やアルミ鍋は使い方次第では長く使うことができます。しかし焦げが蓄積していってしまいます。そんな焦げを落とす方法を今回はご紹介していきたいと思います。
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
フライパン・鍋の焦げの原因
フライパン内側の焦げの原因は、料理中にあります。
- 油が少なくて食材が焦げ付く。
- 加熱が強すぎ(油も加熱により乾いてきます。)
- 洗いすぎで油膜がない。
あたりが原因になってきます。
油膜ができことでフライパンの金属と食材のタンパク質が直接くっ付いてしまうことを防いでいるのですが、油膜がないと加熱の際にタンパク質がしっかりくっついてしまいそれが頑固な焦げになっていくのです。
テフロン加工・フッ素コーティングのフライパン
テフロン加工やフッ素コーティングされているフライパンは、人口的に油膜がはられている状態なので、少量の油でも調理ができます。
しかしうっかりミスで強い加熱をしたり、熱々の状態で水につけ一気に急冷したり、固いもので傷がつくとこれらのコーティングはすぐにはがれてしまいます。 剥がれた部分から油膜がない状態になりますので焦げが付きやすくなったりします。
長い年月を使うなら、鉄製やアルミ製のフライパンがおすすめです。
1,2人前用なら20cmくらい、3,4人前なら26cmくらいのものがちょうどいいです。
料理屋さんでは、比較的劣化の早いテフロンパンより、手入れして長く使える鉄やアルミのフライパンが主流なんです。
【合わせてフライパン知識とおすすめフライパンページをどうぞ!】
フライパン・鍋の焦げの落とし方
一口に焦げ落としと言っても、フライパンの素材によって変わってきます。
今回は、家庭でもお店でも比率的によく使う素材(テフロン・鉄・アルミ)を例に分けてご説明します。
テフロンフライパンの焦げ
テフロンパンは、水洗いが一番ベストです。購入時ならしっかりテフロン加工が施されているため、水洗いで焦げを落とすことができます。落ちない場合は、少し水につけておくのも一つの手です。
※これはダメ!!! ⇒強い加熱(から焼き)と固いもので削り取る行為は、テフロンにダメージを与えてしまうため、テフロンが剥がれてきます。
鉄フライパンなら空焼きをして焦げを落としたり、金タワシでこすり落とすことが可能ですが、そのほかのフライパンは、空焼きはしない方がいいです。
又、洗剤洗いも軽く行うようにしましょう。 テフロン加工の上に油膜をつけることでさらに長く持つこともできます。
どうしても落ちない時は、テフロンパンは重曹を使うこともできます。
鉄フライパンの焦げ
鉄フライパンの焦げの落とし方は、空焼きです。
唯一空焼きができるのは、鉄フライパンのみです!! しかし、焦げを落とすときのみで普段は、油膜をしっかり残すことや最初に脂慣らしが必要な点では、使い始める前に少し手間がかかりますね。
最悪頑固な焦げはマジックリンなどの強いアルカリ性洗浄液を使うことも可能です^^
アルミフライパンの焦げ
錆びも付きにくい!軽い!長持ち!!を兼ね備えたアルミフライパンですが、重曹といった強いアルカリ性にはとても弱い特徴があります。
そんなアルミフライパンには、お酢を使いましょう。
水・お酢で火にかけ沸騰させたら水を捨て、スポンジで擦るかゴミへらでこすり取るだけです。
裏側の焦げ
写真のような裏側の焦げの落とす裏技もご紹介しておきます。
【使う物】
- 重曹
- 食器用洗剤
- お酢
やり方
1、重曹⇒食器用洗剤⇒お酢の順番で混ぜて、特殊液を作るのですが、重曹3:食器用洗剤1:お酢1くらいの割合です。
2、ポイントは、もこもこと泡立ってきて、緩い生クリームくらいの具合です。
3、その特殊液を焦げに満遍なく塗って放置して、あとは、ゴムベラでこすり取る。
それだけです^^試してみて下さい。
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