料理好きが選ぶまな板「エラストマーまな板」のメリット・デメリット

こんにちは、若豆です。

今回は、料理では地味な立ち位置ですが

以前に「まな板選び」についての記事を書かせて頂いたのですが、

料理上達を目指している方にとって包丁とまな板は切っても切り離せない組み合わせです。
今回は、ゴム製まな板の一種である「エラストマーまな板」のメリットをお話していきたいと思います。

「ゴム製のまな板って使い易い?」

「ゴム製まな板の手入れは?」

「エラストマーまな板ってなに?」

まな板購入を検討中の方に参考になるお話しなると幸いです。

若豆

調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。

ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。


「エラストマーまな板」と「ゴム製まな板」違い

ゴム製とエラストマー製の違いって何?

ってまず思う人が多いと思うので説明しておきます。
エラストマーは、ゴム弾性を有する工業用材料でゴムのように弾性をもつ柔らかい高分子の素材・材料を示しま。

ゴム同様の意味で使われることが多いのですが、熱硬化性・重量・弾力性など細かいところで違いがあります。

例えば、ゴム製のまな板は、【重量が重い・熱に弱いといったデメリットがあるのですが、エロストマー製になるとまた少し変わってきます。

エラストマーゴム
比重が小さい比重が大きい
耐熱温度130℃の物が多い耐熱温度は100℃以下の物が多い
変形しにくい変形しやすい
コストが安いコストが高い

それでは、早速ゴム製のまな板と比べてどのようにメリットがあるのかお話いていきます。

エラストマーまな板のメリット

エラストマーは、料理人プロ業界でも重宝されているまな板の一つです。

沢山のメリットがあるので紹介していきます。

乾きやすく衛生的

エラストマーまな板はゴム、ゴムは水分を吸わないので立てかけておくだけですぐに乾きます。
木製のまな板であればしっかり乾かさないとカビが生えたりすますね。

水分があると菌が繁殖しやすい原因の一つでもあるので乾きやすいエラストマーまな板は衛生面に優れています。

衛生的且つ手入れ自体が楽な点でもエラストマーまな板のメリットです。

耐熱130℃なので熱湯消毒可能

耐熱温度自体は高くはありませんが、130℃あれば熱湯消毒が可能になります。

洗剤・漂白剤・熱湯消毒の3点が出来れば衛生上怖い物なしですね。

弾力性があるので疲れにくい・包丁に優しい

もう一つのメリットは、「弾力性」です。

エラストマーは、ゴム製の中でも弾力に長けています。衝撃を吸収してくれるので長時間作業をしていても疲れにくいのが特徴です。

又、衝撃を吸収することは包丁への影響も和らげてくれます。
↑このように硬い素材に包丁を打ち付けるより弾力のある柔らかい素材に包丁を打ち付ける方が包丁の刃へのダメージも少ないのです。

包丁の切れ味が長持ちするのと同時に刃こぼれも防いでくれます。

傷が付きにくい(削れば長期間使える)

メリット3つ目は、傷が付きにくいことです。

しかし、長年使っていると少なからず傷はつきます。 しかし専用の削り器を使うことでまな板を元通りにすることも出来ます。

長年傷が付きにくい上に、もし傷が付いたら削って元通りにできる。
「料理人生、まな板はこれ一台!」といったところでしょう。

エラストマーまな板のデメリット

いいところが沢山あるエラストマーまな板もデメリットはあります。

ただ単に重い

ゴム製全般のまな板は、特に重量が重いです。

木製のまな板とエラストマーのまな板で比較してみましょう。

木製のまな板エラストマー素材のまな板
30×20×1cm23.5×43.5×1cm
約270g約920g

大きさに前後はありますが、エラストマー素材のまな板の重さは一目瞭然でしょう。

重さを気にする方には向かないまな板かもしれません。

熱には気を使う

高温に温められた鍋や油に触れてしまうと変形してしまう可能性が大きいです。 又火元のそばでは注意が必要ですね。

しかしながら耐熱性が130℃まである物がほとんどなのでほとんどの加熱食材を熱々のままカットすることは可能だと思います。

エラストマーまな板を買う時のポイント

  • キッチンによってサイズ感を考える
  • 耐熱温度を確認しておく(130℃耐熱)
  • 抗菌効果があるかも確認しておこう

この3点を購入時に確認しておきましょう。

耐熱温度もまな板によって様々です。ちゃんと販売側が130℃までOKというのを確認しておくのも大切です。

+αで抗菌効果があるかを確認するのも大切です。
傷には強いエラストマーまな板ですが、使っていれば必ず傷はついてきます。
包丁でついた傷が溝になり菌が貯まりやすくなります。 その際、抗菌作用があると便利ですね。

おススメの「エラストマーまな板」

アサヒクッキンカット 家庭用

まずは、プロの間でも王道のまな板なのでこちら「アサヒクッキンカット」。

耐熱温度は100℃ですが、防カビ・抗菌作用がしっかりしており、家庭用から業務用の3Lサイズまで用意があります。

100℃あれば熱湯消毒も可能なので、衛生面は◎!

ゴムまな板キッチンスター | 1793al

耐熱温度が高いのはコチラ!!「ゴムまな板キッチンスター」

熱湯消毒も可能で汚れやニオイもつきにくいので、日々の手入れも簡単!
家庭用サイズでサイズも3段階あります。

テクノ月星 抗菌合成ゴムまな板

テクノ月星 抗菌合成ゴムまな板は、木製のような見た目からキッチンにオシャレ感を出すことが出来ます。

圧さが0.5㎝を薄めですが、その分重量を390gに納めてます。
耐熱は130℃! 抗菌性もあります。

特に、テクノ月星 抗菌合成ゴムまな板は、丸型なので狭いキッチンでも収まるかもしれません。
完全な丸型ではなく、手前側をまっすぐカットしたD型なので、キッチン台のフチに沿わせたり立てかけたりしやすく便利です。

まとめ

エラストマーまな板には、衛生的・弾力性・長期使用可能のメリットが大きいです。

「すぐに乾いて手入れが楽で、包丁にも優しく切り物をしていても疲れにくい、傷も付きにくく削ればずっと使える」

こんなことを叶えてくれるのがエラストマーまな板です。
プロの料理人でも使う人が沢山いるほど利便性に長けたまな板です。料理上達を目指す人は、是非エラストマーまな板の購入をおススメします。

参考までに^^

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