死んだアサリか?生きてるアサリか?見分け方!|一緒に炊くと全部が臭くなる
潮干狩りも始まる時期になると家庭でもアサリを手に入れる機会は増えてくると思います。
もちろん市場やスーパーで買ったアサリにも販売中に死んでしまうアサリもいます。「アサリも生き物ですからね・・・」
死んでしまったアサリには貝毒や雑菌も沢山存在しますので衛生的にもよくありません。
また腐敗臭がかなりきつくなっていくので一緒に炊くと他のアサリにも移ってしまい結果的にすべて臭いアサリが出来てしまいます。
是非ダメになったアサリをうまく省いて美味しい料理につなげてみて下さい。
若豆
調理学校卒⇒某ミシュラン和食店⇒海外で寿司経験後、家業を継いだ若大将。現在はライターと寿司屋の4代目若として活動中。
ここでは、初心者から料理上達を目指す方まで、料理の楽しさから便利になる豆知識・基礎やプロの技まで、料理に関する有益な情報を投稿中。
このアサリ生きている?死んでる?
アサリ(貝)には、水管という管があります。冷蔵したり冷たい状態だと貝の動きが鈍くなっているのでわかりずらいのですが、15°~20°に晒すと活発に動き始めます。その水管の動きで生きているかを確認できます。
貝は、15°を下回ると動きが鈍くなり、仮死状態になります。冷蔵庫保存していたら仮死状態と勘違いしないように気をつけて下さい。
生きたアサリ
・水管をペロッと外に出して動いていると生きています。
・また動いていなくても、振動を加えることで水管が引っ込むようであれば生きています。
死んだアサリ
・水管が出ていて振動を加えても動かない時。
・貝がパカッと開きっぱなしの時は死んでいます。
生臭く・水が濁る
死んだ貝からは、腐敗臭がします。
また水洗いの際も白濁してくるので、死んだ貝がはいっている場合は、すぐに取り除く必要があります。
見分け方
一度茹でると開いて来ないアサリがあります。開いて来ないアサリは死んでいるのがわかります。茹でるまでわからないのも効率が悪いですね。
なぜ死ぬと開かないのか? ⇒ 貝が殻を閉じる力は貝柱にあります。加熱することで貝柱の筋肉が弱まり開くという原理です。加熱前に死んでしまった貝の貝柱は、閉じたままの状態で細胞が破損または硬直するので加熱しても開かなくなります。
スーパーで売っているあさりが死んでいて砂まで入っていることは、まずありませんが潮干狩りをしてそのまま持ち帰ったとき(もちろんスーパーで売っているアサリでも)に見分けられる方法がありますのでプロの技ですがご紹介します。
打音が違う
水洗いする際にアサリとアサリ叩きつけて下さい。
⇒死んでいる貝とぶつけたときは、軽い音がします。中身がスカスカのような音に近いです。
⇒又、生きている貝の時は低い音がします。中身がしっかり詰まっていて鈍い音です。
揺らすとカラカラと音がする
死んでいる貝は、生きた貝より軽くなっているので上記の軽い音とは別に揺らすとカラカラと音がします。
潮干狩りで取れたアサリ
- 水で濯ぎながら何回か周りの泥を洗い流す。
- アサリを一掴み数個取ってアサリとアサリをぶつけて打音を確かめる。
- 生きている貝をザルに分ける。これを2周繰り返す。
- 水が濁らなくなったら、生きた貝の選別が終了です。
- あとは家庭で行っている塩抜きをします。
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まとめ
最近のスーパーで売っているアサリは、衛生管理がしっかりしてますので購入して砂抜きのみでもおいしく頂けるとは思います。その際、加熱で開かなかった貝をしっかり省くだけでもそれなりに美味しく召し上がれると思います。
もしそれでも気になる方や潮干狩りで取ってきてご自身で処理する際は、この知識を有効活用してください!!
潮干狩りでとれたての貝は、仲卸の処理もないので気を付けて下さい^^ 貝毒は思っているより危険です!
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